5. スクロール速度から見たテロップの適正な視認条件
齋藤 公亮 他
本研究は、スクロールテロップの適正な設計要因を提案するために、スクロール速度の違いが視認性に与える影響について、実験的アプローチにより考案する。実験の評価指標は限界表示文字数9文字の条件においての眼球の停留時間の割合、眼球の随従運動距離、脳波出現量、質問紙法による実験条件の評価の4項目である。研究の結果、スクロールテロップの設計には適正なスクロール速度が存在することを指摘しえた。